1.給付型奨学金の制度化

「すべての子ども達に学ぶ機会を!」キャンペーン

子どもの6人に1人は貧困状態。奨学金はあれど、日本の奨学金は貸与型がほとんどで、実質的には学生ローン。卒業後に非正規雇用になった場合、重い負債を抱えるため、学びたくても進学を諦めざるを得ない子ども達が増えています。親の経済格差が、子どもの学力格差に、そしてさらには経済格差に反映される貧困の連鎖が広がっています。 さて、この「子どもの貧困」問題を改善する策の一つである、「給付型奨学金」は与野党で創設の機運が高まり、また文部科学省の作業部会ができ、検討はしているものの、まだ財源のメドは立っておりません。給付型奨学金を後押しするために、主旨に賛同する研究者、支援団体代表者、著名人などの有志による署名活動を実施し、文部科学省や関連諸機関に陳情します。

給付型奨学金の制度化に関する署名はこちら

「ママを困らせたくないから、勉強したいけど私働く」をなくしたい。
給付型奨学金を実現してください!

 

6人に1人の子どもが貧困状態に

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今、日本では6人に1人の子どもが、貧困状態にあります。
貧困ラインは、子ども1人のひとり親家庭だと、年収約158万円以下。修学旅行に行くのも難しく、学びたくても塾に行くこともできません。
我々も子どもの貧困支援団体として活動する中で、
「ママを困らせたくないから、勉強したいけど私働く」、「奨学金を返すために、風俗でこっそり働いています」
という声なき声を日々聞いており、何とかしなければと強く思っています。

 

経済格差が、学力格差に

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2013年の全国学力テストを分析すると、世帯収入が低い家庭は、そうでない家庭よりも、正答率が20%も低かったというデータがでました。家庭の経済格差が学力格差を生んでいることが明確にわかります。

 

給付型奨学金という解決策

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こうした事態を解決するために、奨学金、特に給付型奨学金が必要です。
日本には貸与型の学生ローンはありますが、本来的な意味での奨学金(給付型)がほとんどありません。
他の先進国を見てみると、大学は無償か非常に安価です。有償でも給付型奨学金があることで、負担が軽くなっていますが、有償なのに給付型奨学金がないのは、なんと日本のみ。 天然資源に恵まれず、人が最大の日本なのにもかかわらず、です。

 

教育は、経済成長ももたらす

教育は経済成長にも密接に関係しています。「学生の認知能力が 1 標準偏差上がると、年間のGDP が 1.2~2.0%上昇する」という調査があります。(E.Hanushsek 2010)
また、安いものを大量生産するキャッチアップ型経済から、イノベーションによって高付加価値型商品やサービスを広げる日本経済へと変貌を遂げるためには、高度な人材資本の蓄積は欠かせません。

 

財源は、ある

どこからそんな財源が、と思われるかもしれません。実は財源はあります。 休眠預金です。
みなさんの銀行預金は10年放置していると、休眠預金となります。昔のお年玉を入れていた口座、どこいったけな、っていうあれです。
休眠預金は銀行の雑収入として処理されますが、その額、毎年約1000億円。
イギリスや韓国等では、このお金を「返して」という場合は預金者にいつでも返しながら、それでも永久休眠化してしまうお金が大半なので、社会福祉や奨学金に活用しています。 そう、誰も傷つかず、貧困の子ども達を助けることができるのです。休眠預金の1割である100億でも使えれば、年間100万円を1万人の子どもたちに奨学金として給付できます。 これは、児童養護施設の卒業生全員が進学できる計算です。

 

すべての子ども達に、学ぶ機会を

給付型奨学金を実現して、最も困窮している子ども達にも、学ぶ機会を!!
私たちは声をあげたいと思います。

 

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